「インド人は数学が得意」というイメージがあるが、それは本当だろうか。経済格差により十分な教育を受けられない子どもも多いなか、「数学は人生を変える手段」として重視される背景には、この国特有の社会事情があるのだという。新聞記者が、インド各地でその実態を探った。※本稿は、朝日新聞記者の石原 孝・伊藤弘毅『インドの野心 人口・経済・外交――急成長する「大国」の実像』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したも ...
話を数学に戻そう。「インド人は数学が得意」というイメージがさらに崩れたのは、我が子が1年ほど通っていた現地の学校での体験だった。この学校では、語学以外は英語で授業が行われ、外国からの児童や生徒も受け入れていた。 語学はもちろん、数学 ...
18世紀初頭のイタリアに、ちょっと不思議な数式に夢中になっていた数学者がいました。修道士でもあったその数学者の名は、ルイージ・グイド・グランディ。 グランディがひたすらにらみ続けていたのは、こんな無限級数でした。 です。奇数番目までの和 ...
いったん100個だけ足してみる このように無限個の数を足し合わせた形の式を、数学では「無限級数」と呼びます。 今回のテーマでは、無限級数にもいろいろな種類があって、数学者たちはいろいろな工夫でその値を求めてきたことを見ていきます。