信用創造は、経済成長の初期段階においては、必須のものですが、経済の成熟化に伴い、富の蓄積が進行していけば、当然のこととして、その必要性が低下していくだけではなく、むしろ、成熟経済における新たな成長戦略にとっては、適さないものになっていきます。故に、預金取扱金融機関は金融の主役から脇役に転じて、替わって、資本市場が金融の主舞台に登場してくるわけです。

浜矩子／経済学者、同志社大学大学院教授この記事の写真をすべて見る 経済学者で同志社大学大学院教授の浜矩子さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、経済学的視点で切り込みます。 8月15日はニクソンショックの50周年にあたる。

序章：古典経済学の「観測系の誤り」と信用創造の真理 LETITA創発経済学が提起するのは、アダム・スミス以来の既存経済学が抱える「観測系の構造的限界」です。長らく経済学の根幹をなす「貨幣」「信用」「価値創造」といった概念は、既存の理論的 ...

”信用創造”という言葉は、一般経済であれば預り金に対する借用書の流通、現代貨幣理論であれば貸出しに対する記帳によりマネーを産み出す経済スキームを指す金融用語として存在するのですが、実際には金融以外の事例、例えば結婚詐欺を信用創造と ...

株式会社の銀行と信用金庫や信用組合のような協同組織金融機関とは、表面的には同じ業務を行っているようにみえて、背後の理念においては、本質的に異なるものです。なぜなら、協同組織は、設立基盤となっている構成員間の相互扶助原理に基づき ...

今回の事業戦略説明会のテーマは、トラスト＆オープンネス。オープンなプラットフォームとして各社との提携を始め多くの発表があった。もう一方のテーマであるトラストに当たるのが、メルペイあと払いの分割払い対応だ。 左からチーフプロダクト ...

単なる電気的信号がマネーとして時空を飛び回り、信用創造という名の下にバブルや恐慌が生まれる。ならば貪欲マネーの暴走をどう防ぐか。「通帳マネー」に代わる「100％マネー」によって問題は解決されるというのが本書の答である。100 ...

株式会社ネットプロテクションズ（所在地：東京都中央区、代表取締役社長：柴田 紳、以下当社）は、「テクノロジーを用いて、信用情報を新たに創造することで、信用をより精緻化するビジネス領域」としての「Credit Tech」の現状を明らかにするため調査 ...

メルペイがミッションとして掲げる「信用を創造して、なめらかな社会を創る」が具体化し始めた。9月18日に開催した事業戦略説明会で、「メルペイあと払い」を拡張し、2020年初頭をめどに分割払いを提供することを発表した。 「メルペイあと払い」の ...

地域金融機関である豊橋信用金庫（本社：愛知県豊橋市、理事長：山口進）は、創立100周年記念事業の一環として、2021年3月16日（火）に、地元の豊橋創造大学・豊橋創造大学短期大学部（学長 伊藤 晴康）との間において、連携・協力に関する ...

フリーマーケットアプリ大手のメルカリが、近くスマートフォン（スマホ）決済に参入する。フリマでモノを売って得たお金を現金化するのに手数料を課すことで、メルカリ市場でモノを買うよう促していたが、今後、街中の店舗で使えるようにする。