重力レンズ効果を利用して現在の宇宙の膨張率が高精度で測定された。後期宇宙の結果とは整合するが初期宇宙の結果とは一致せず、両者が異なるという問題「ハッブルテンション」を深める成果である。 現在の宇宙の膨張率を表す「 ハッブル定数 ...
一般的な宇宙論からはやや外れるが、私たちはブラックホールの中で生きているという衝撃的な理論は決して、でたらめではない。「確かに合理的な考えです」とカナダ、ペリメーター理論物理学研究所の天体物理学者ニアイェシュ・アフショルディ氏は言う。「問題は細部のつ ...
『重力のからくり相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか』(著:山田 克哉) 山田克哉先生によるからくりシリーズの第6弾となる本書『重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか』。『E=mc2のからくり』から5年、待望の新作です。
重力について正確に理解している人類は、おそらく1人もいないだろう。重力は力の一種であるとつい100年程前まで考えられてきたが、その常識を覆したのがアインシュタインだった。 【こちらも】超大質量ブラックホールはどのように生成? 謎解明に繋がる ...
宇宙の観測精度が高まることで、それまで謎だった問題が明らかにされる。明らかになれば、そこに新しい問題が現れる。こうした謎の解明がさらに大きな謎につながる事態が、宇宙の膨張というとてつもなく大きな現象に関連して起きている。宇宙が膨張しているこ ...
インフレーション宇宙で原始ブラックホール生成を実現するような大きな振幅を持った小スケールのゆらぎ同士が量子論的にぶつかり合う効果を場の量子論に基づきはじめて詳細に計算した。 小スケールに生成した大きなゆらぎが宇宙マイクロ波背景 ...
宇宙論の新たな分野を開拓するパスタースキー博士は、物理学と天文学におけるさまざまな視点を探求し、宇宙はホログラムなのかもしれないと問いかける。 宇宙はホログラムである。 少なくともそれは、サブリナ・ゴンザレス・パスタースキー博士が ...
株式会社ワン・パブリッシング(東京都港区/取締役社長:松井謙介)は、2024年12月23日(月)に「数式のない相対性理論と量子論の本」(定価:1320円(税込))を発売いたしました。 本書は、「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」そして「量子論」と ...
物質を構成する基本粒子や相互作用を記述する「標準理論」は、現代素粒子物理学の極めて優れた理論だ。しかし、ダークマターの正体、ニュートリノの質量、インフレーションの起源、物質・反物質の非対称性など未解決の複数の問題が残されており ...
日本科学未来館(東京都江東区)で、4月23日から2つの新しい常設展示「量子コンピュータ・ディスコ」と「未読の宇宙」が始まった。複雑で膨大な計算を瞬時に行うことができる量子コンピューターの仕組みを音の体験を通じて理解したり、研究者が観測 ...