たいして現代ロシアで国民的物語となっているのは、第二次世界大戦(同国でいう大祖国戦争)において、ソ連が多大な犠牲を払ってナチス・ドイツから欧州を解放した──という歴史観だ。本書はこの「大祖国戦争史観」がいかに今日のように絶対視されるにいたったのか、そ ...
今回、台湾有事をめぐる高市早苗・首相の「存立危機事態」答弁を引き出したのは、その民主党政権の中心にいた岡田克也氏(立憲民主党元幹事長)だ。日中友好議連の副会長でもある岡田氏は今年3月に立憲民主党の議員団を率いて訪中し、中国共産党中央宣伝部長と会談、日 ...
今世紀に入った頃から、歴史認識を巡る各国間、および各国内の議論が激しさを増している。背景にあるのは、歴史の語りの枠組みを成してきた冷戦の終結である。他国に自国の公的な歴史観を押し付けたり、国内で特定の歴史解釈を法律で禁じたりすること自体は、世界のあちこちで見られる。
「南京大虐殺はなかった」「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は作り話」  歴史の修正と聞けば、史実をゆがめる言動が思い浮かぶ。
なぜ日本で政治の混迷が続くのか。立教大学の堀内進之介さんは「第46代内閣総理大臣の片山哲の足跡を知ることは、現代日本の政治状況を考える上で示唆に富む。彼は戦後の日本で、国民の生活安定と向上のために本気で尽力した」という――。 政治の ...
2025年10月21日は日本政治の歴史に刻まれる日となった。 この日、3カ月の政治変動の荒波を経て、自民党の高市早苗新総裁が、第104代の内閣総理大臣に指名された。 女性の首相は憲政史上初めてのことだ。日本政治の厚いガラスの天井がついに破られたと ...
息を呑むようなドローン映像で、モスクワの象徴であるクレムリンの上空を滑空しましょう。そびえ立つ赤い壁、金色のドームを持つ大聖堂、そして荘厳なスパスカヤ塔が映し出されています。ロシアの政治と歴史の中心地、首都の中心部で何世紀にもわたる歴史と現代の重要性 ...
四半世紀に及ぶ自民、公明両党の連立の歴史に終止符が打たれることになった。決裂の背景を検証し、混迷する政治情勢の行方を探る。 「今日は、公明党の地方組織の声を聞く場だと思って来ました」 公明党の斉藤代表(左)と会談する自民党の高市総裁 ...
前編/【フィリピンはなぜ独裁者が君臨できるのか?「マルコス王朝」フィリピンで、世襲一族同士の争いが続く理由】からの続き フィリピンの政治汚職 「ピープルパワー革命」後のフィリピンでは1986年から2004年まで、コラソン・アキノ、フィデル ...
政治・選挙に興味を持った中高生に勧めたい本・漫画の一部(筆者撮影) 参議院選挙で10代の政治への関心高まる 7月の参議院選挙が終わった後も、10代の政治への関心が高まったように感じます。 SNSでも中高生が「××党応援」など支持を表明する投稿が ...