日本の近代一五〇年を俯瞰して描く ――「人」「場所」「制度」の視点の統合 清水 私は,牧原さんが,放送大学で天川晃先生,御厨貴先生と一緒に「日本政治外交史」の講義を担当されていたときに御厨研の助手だったので,天川先生,御厨先生と ...
瀧井私も今まで出てきた感想と重なり合いますが,この『日本政治史講義』は,視覚とかビジュアルの面で工夫がされていて,メリハリと言いますか,対談的な要素も取り入れられていて,教科書の新しいあり方を積極的に示されようとしたものだと思い ...
史上最長の長期政権を築いた安倍晋三元首相。最大の功績の1つが外交です。プーチン氏やトランプ氏といった大国の指導者と信頼を築き、日本の国際的地位を高めました。 今回は、世界史的視点と戦後日本政治史の視点で「保守」と「リベラル」の現在について解説する『世界史講師が語る「保守」って何?』(茂木誠著)より一部抜粋し、第2次安倍政権の功績である外交政策、特にトランプ氏との関係構築や対中戦略の世界構想について ...
韓国映画は実際の歴史や政治、社会を鋭く描きます。朝鮮戦争(1950-1953)、軍事独裁政権の時代、朴正煕暗殺と全斗煥によるクーデター(1979年)、民主化運動、そして民主化(1987年)…と、韓国の現代史はまさにドラマに満ちています。現代史がそのま ...
「メディアと政治」の共犯関係が構築された2000年代 日本社会が本格的に変化し始める「移行と試行錯誤の時代」と評したが、ポスト昭和、つまり平成の時代が本格化するための試行錯誤がなされていた2000年代。 この時期は、小泉純一郎に代表される「劇場 ...
本書は平成に入ってからの政権中枢をめぐる政治家たちの決断と確執に焦点を合わせた壮大なドキュメントである。かつて派閥政治華やかなりし頃、自民党戦国史ものといった本が多数出版されたが、そうした日本の政治報道の独特な系譜を継承する面を ...
文政12年(1829)9月27日、武市半平太は土佐国吹井(ふけい)村(現在の高知市仁井田)の白札(功績によって上士扱いされた郷士、3人扶持・切米7石)である武市半右衛門の長男として誕生した。幼名は鹿衛、諱は小楯、号は瑞山または茗澗、変名は柳川左門と称 ...
政治家や軍人の日記などを発掘し、昭和戦前期の政治史研究をリードした歴史学者で東京大名誉教授の伊藤隆(いとう・たかし)さんが8月19日、複数の疾病による合併症のため死去した。91歳だった。葬儀は近親者で行った。 戦前期の政治を中心に、史料に ...
グローバル化、巨額の財政赤字、そして少子化という状況を考えると、福祉の後退は避けがたいようにも見える。一方で、中低所得者がいだく先行きへの不安は、各地でポピュリズムの動きを加速させている。 本書は、百年におよぶ長期的な視点から福祉 ...
東アジアの地域統合が欧州のように進まないのはなぜか、という質問をしばしば受ける。中国の存在とかナショナリズム、あるいは発展度合いの相違とか、さまざまな回答があり得るが、ひとつの鍵は緊密な経済関係とは裏腹に存在する安全保障上の問題で ...
時々の世情を風刺する「政治漫画」を、毎日新聞紙上で38年間連載した所ゆきよしさん(享年76)が世を去って1年。所さんの政治漫画は2頭身にデフォルメされた政治家たちが、とぼけたセリフを放つことで時事問題の滑稽(こっけい)さや深刻さを浮き彫り ...
「神回」「的中」連発の解説動画が大好評!miniいけ先生がノウハウを詰め込んだ初の著作『共通テスト公共、政治・経済 最短ルートで完全攻略』発売。3ステップで「公共、政治・経済」を最速で攻略できる 株式会社 ...