グローバル化の問題点は「新しい階級闘争」を生み出した。新自由主義改革のもたらした経済格差の拡大、政治的な国民の分断、ポリティカル・コレクトネスやキャンセルカルチャーの暴走である。 アメリカの政治学者マイケル・リンド氏は、このたび邦訳 ...
NHK出版の「学びのきほん」シリーズの最新刊が年末に発売され、話題となっています。 政治学者の中島岳志さんが自身初の政治の入門書として出版したのが『自分ごとの政治学』。本書は政治の歴史・概念・仕組みが2時間で理解でき、それらのポイントを ...
ロシアを代表する政治学者グリゴリー・ゴロソフは、プーチン政権崩壊のシナリオやその後に起きることについて、ロシアメディア「ホロド」に隔週で寄稿している。 ゴロソフが指摘する、「アフター・プーチン」のロシアで起こりうる新たな問題とは?
安倍晋三首相への批判が広がっている。 新型コロナウイルス対策は後手にまわり、布マスク2枚の配布もうまくいっていない。賭けマージャン問題まで発覚した検察庁法の改正をめぐっては、Twitterデモを機に多くの反対意見が出てきた。毎日新聞や朝日新聞 ...
グローバル化の問題点は「新しい階級闘争」を生み出した。新自由主義改革がもたらした経済格差の拡大、政治的な国民の分断、ポリティカル・コレクトネスやキャンセルカルチャーの暴走である。 アメリカの政治学者マイケル・リンド氏は、このたび邦訳 ...
多党化時代の選挙制度を考える際に注意すべきは「分極的多党制」の危うさだろう。多党化の状況で政党間のイデオロギー差が大きくなった状態を指し、イタリアの政治学者ジョバンニ・サルトーリ氏が提唱した概念だ。ドイツやイタリアでファシズムが台頭した背景を分析した ...
政治学者は政治家が追求する目標は権力であると想定するところから考察を始めます。このように想定することは、あまりにも画一的、教条的であると思われるかもしれません。しかし、権力を獲得し、権力を保持する観点から政治家の態度、言動、戦略が ...
ChatGPTの普及が政治に与える影響について株式会社 Robot Consultingの代表取締役 横山英俊氏と国際政治学者、エッセイストである株式会社山猫総合研究所の三浦瑠麗氏が意見を交わしました。 この記事は、2023年7月26日、8月8日の2日間にわたり都内で開催された ...
ジョー・バイデン大統領は、3月半ばに「プーチンは権力の座にとどまることはできない」とコメントし、ロシアとの交渉をほぼ不可能なものにした。これはバイデンの失言だったのか、それとも熟考した上での発言だったのか──。地政学的リスク分析を ...
国際政治学の古典的業績『国際政治(Politics among Nations)』(初版1948;5版1978)の著者であるハンス・モーゲンソーは、アメリカとソ連との冷戦構造を変える存在として中国の潜在力に注目していた政治学者の一人です。 モーゲンソーは『国際政治』第21章で ...
わかっていても出来ないときがあるが トルコのエルドアン首相の経済・金利政策については、1月20日公開「我々がトルコに学ぶべきこと―インフレ対策『言うは易く行うは難し』」で解説したが、エルドアン氏は経済や金融の原理が全く分かっていないと ...
カネを稼いだやつがエラいのか?という問いは、それほど目新しい問いではない。 高山裕二氏の名著『トクヴィルの憂鬱』では、19世紀前半のフランスにおいて身分制が無くなったことで、自分が「何者でもない」という不安に苛まれる新しい世代の誕生が ...