大河ドラマ「べらぼう」では、老中・松平定信は「理屈屋で扱いにくい」政治家として描かれている。ところが教科書では“改革者”として語られ、名君と評価されることもある。そのギャップはどこから生まれたのか。大河ドラマでは描かれない定信の素顔を、歴史ライターの ...
【読売新聞】編集委員 丸山淳一  12月14日放送の第48話で最終回を迎えるNHK大河ドラマ『べらぼう〜 蔦 ( つた ) 重 ( じゅう ) 栄 ( えい ) 華 ( が ) 乃 ( の ) 夢 ( ゆめ ) 噺 ( ばなし ) ...
【読売新聞】 「承知した。協力して大改革をさせてやる。安心してくれ」  遠く沖縄県・宮古島から「人頭税の廃止」を求めて上京した島民たちを前に、貴族院議員・曽我 祐準 ( すけのり ) (1844~1935年)はそう確約した。1894 ...
実際に「写楽」という絵師は謎に満ちており、突如現れて個性的すぎる役者絵で話題をさらったかと思えば、約10カ月で姿を消したことから、名のある絵師が正体なのではないか、はたまた蔦重本人か、などと噂された。 江戸末期の著述家・斎藤月岑(さいとう ...
江戸幕府の老中、田沼意次は幕政改革を進める一方、賄賂政治の横行を招いた―。教科書ではそのように習ったと記憶するが、田沼時代の評価はずいぶん分かれるようだ。 幕府財政の基盤だった年貢に加え、商品の流通に課税、業界団体に当たる株仲間も ...
蔦屋重三郎ブームのなか、当時の出版界に冷や水を浴びせた松平定信は、どちらかといえば敵役という扱いだろう。多くの人にとって定信は、いたずらに文化を統制し、質素倹約を強いた頑迷固陋な政治家というイメージかと思う。
江戸幕府の老中、田沼意次は幕政改革を進める一方、賄賂政治の横行を招いた―。教科書ではそのように習ったと記憶するが、田沼時代の評価はずいぶん分かれるようだ。 幕府財政の基盤だった年貢に加え、商品の流 ... 五島列島キリシタン物語【後編 ...
江戸時代の「三大改革」のひとつ、寛政の改革は1787(天明7)年に老中となった松平定信の主導で始まった。前任の田沼意次が商業振興を重視したのに対し、定信は質素倹約を柱とした財政再建と農村復興を進めた。その施策のひとつに出版統制もあった。
約370年の時を経て機運が高まる「江戸城天守再建築城プロジェクト」。 インバウンド消費が日本経済の屋台骨となりつつある中、東京オリンピックや大阪万博のような一時のイベントとは一線を画す、日本を長期に支える壮大な計画だ。日本の新たな ...
前回放送では、江戸の犯罪を取り締まる火付盗賊改役の長谷川平蔵が、老中の松平定信から命じられて、近代的刑務所のもととなる「人足寄場(にんそくよせば)」の創設に動き出す様子が描かれた。
ラノベと図鑑が融合した新感覚時代劇の第二弾! 令和の少女・七緒と幼馴染の直之が、明治維新に翻弄される元同心・信房とともに、寛政期の江戸の街にタイムスリップ。 今回の舞台は、老中・松平定信によって半ば打ち壊された蔦屋重三郎の見世「耕 ...