1945年8月9日、ソビエト軍が日ソ不可侵条約を破り、満州になだれ込んできました。当時は新京(満州国の首都、現中国吉林省長春)におり、父(作家の新田次郎氏)は満州国中央観象台で課長をしていました。私は2歳になったばかりでした。
1949年に出版されたノンフィクション「流れる星は生きている」。終戦後、幼い子ども3人とともに命懸けで満州から日本に引き揚げた女性の実体験をつづり、ベストセラーとなった。本に登場する「正彦ちゃん」が、数学者の藤原正彦さんだ。
家族の記憶<5>作家の藤原てい・新田次郎夫妻と次男の藤原正彦さん・美子さん夫妻(上) 史上最多の犠牲者を出した第2次世界大戦が終結して80年がたった。戦争体験者が年を追うごとに減っていく中、最も身近な存在である家族は体験者の生きざま ...
家族の記憶<5>作家の藤原てい・新田次郎夫妻と次男の藤原正彦さん・美子さん夫妻(下) 帝国日本は日清・日露戦争を機に、朝鮮半島と満州に植民地と 傀儡 ( かいらい ) 国を築き、現地住民の反感は軍の力で抑え込んだ。ソ連軍侵攻でその力が消失 ...
旧満州からの壮絶な引き揚げ体験を描いた「流れる星は生きている」などで知られる作家、藤原ていさんが2016年11月15日、老衰のため死去した。98歳だった。 夫は作家の故新田次郎氏、数学者でエッセイストの藤原正彦氏は次男。 長野県茅野市出身、諏訪 ...
「生涯の伴侶(はんりょ)として君を選んだことも失敗のひとつだね」 「あら、いまの言葉そのままあなたにお返しします」 妻、美子との軽妙洒脱(しゃだつ)な会話は、夫婦(めおと)漫才のようだ。 藤原正彦さん(2007年4月18日撮影) ふたりが出会っ ...
日本文学振興会は優れた文化活動に贈る第73回菊池寛賞に、映画「国宝」の製作チームや作家の宮本輝さん、数学者の藤原正彦さんらを選んだと15日、発表した。賞金は各100万円。 受賞者と主な授賞理由は次の通り。(敬称略) 映画「国宝」製作チーム ...
日本文学振興会は優れた文化活動に贈る第73回菊池寛賞に、映画「国宝」の製作チームや作家の宮本輝さん、数学者の藤原正彦さんらを選んだと15日、発表した。賞金は各100万円。贈呈式は12月に招待制で行う。 受賞者と主な授賞理由は次の通り。(敬称略 ...
日本文学振興会は優れた文化活動に贈る第73回菊池寛賞に、映画「国宝」の製作チームや作家の宮本輝さん、数学者の藤原正彦さんらを選んだと15日、発表した。賞金は各100万円。受賞者と主な授賞理由は次の通り。(敬称略) 映画「国宝」製作チーム ...