日本統治時代に台湾で生まれ、戦後の「二二八事件」の渦中で多くの市民を救った弁護士・湯徳章(トゥン・テッチョン)。歴史の狭間に埋もれたその人物像を追いかけるドキュメンタリー映画『湯徳章―私は誰なのか―』(原題:尋找湯德章)が、2026年2月28日(土) ...
中国で12日から、日本統治下の台湾で先住民セデック族が蜂起した「霧社事件」を描いた2011年の台湾映画「セデック・バレ」の再上映が始まる。高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁をめぐり中国政府が日本を非難するなかで、「台湾の『同胞』もかつて日本と戦っ ...
埋もれた戦争の記憶を多面的に掘り起こした台湾ドキュメンタリー映画「島から島へ」が今年、約半年かけて日本各地の大学で上映された。来日した廖克発監督(46)が学生らと対話を重ね、「若い世代が戦争にどう向き合えばいいのか」などを語り合った。
この状態に変化が訪れたのは1995年である。戦後50周年に際し、台湾で歴史記憶をめぐり論争が起こったのを契機に、光復節の法的地位は国民党によって全国的な国定祝日に引き上げられた。 歴史家の周俊宇によれば、この変化は中華民国の「台湾化」の進行 ...
高市早苗 首相の「台湾有事」をめぐる発言が議論を呼んでいます。そもそも中国と台湾をめぐる現代史には、米国などの関わり方を含め非常に複雑な経緯があり、台湾統一を目指す中国の立場表明にも変化がみられます。 中台関係 を研究してきた福田円さんに、これまでの流れを解説してもらいました。
2025年は戦後80年という節目であると同時に、日本による台湾統治開始から130年の節目にあたる。本欄では、台湾が日本だった1931年生まれの鄭世松さんに案内いただきながら、関連するさまざまな史資料を参照しつつ日台関係史をひも解く。シリーズ第7回は教 ...
日本統治時代の台湾に生まれ、戦後に起きた二二八事件の渦中で多くの市民を救った弁護士・湯徳章(トゥン・テッチョン)を追った、ドキュメンタリー映画「湯徳章-私は誰なのか-」が、2026年2月28日より劇場公開されることが決まった。 湯徳章は、1907年に ...
【高雄共同】日本統治下の台湾で「日本兵」として動員され戦死した台湾人を追悼する戦後80年の式典が7日、台湾南部・高雄市で開かれた。台湾籍日本兵の歴史の記録などに取り組む団体が主催した。参加した元日本兵らは平和の大切さを訴え、台湾人 ...
埋もれた戦争の記憶を多面的に掘り起こした台湾ドキュメンタリー映画「島から島へ」が今年、約半年かけて日本各地の大学で上映された。来日した廖克発監督(46)が学生らと対話を重ね、「若い世代が戦争にどう向き合えばいいのか」などを語り合った。
「核心的利益」。中国の習近平国家主席が首脳会談などでことさら強調する台湾を訪れた。南端に近い屛東(へいとう)県の海沿いの丘に、巨岩に穿(うが)たれたコンクリートの砲台があった。中国の脅威に備えてではない。先の大戦の旧日本軍の要塞跡だ。砲を据える円形の ...