明年2026年は、昭和元(1926)年から満100年にあたる。インフレや関税合戦、大恐慌、世界大戦など、激動の連続だった昭和経済史は、先行きの読めない令和においても参考になる事例が多い。著者の岡田は、日本経済新聞社で20年間、記者や編集委員を務め、テ ...
「日本は戦後ずっと防衛を米軍に依存し続けている。日本には憲法9条というものがあって、集団的自衛権は保持していても、行使できないという解釈になっている」とか「日本は湾岸戦争のときに、人的貢献なしで金だけを払って、“小切手外交”と呼ばれた」とか、そんな説 ...
あの戦争はなぜ起きたのか。どのように戦費を調達したのか。戦没者が多かった世代はその後をどう生きたのか。さまざまな角度から戦争に迫る新書を厳選して紹介します。
ライフネット生命保険創業者で、立命館アジア太平洋大学(APU)前学長・名誉教授の出口治明氏は、大の本好き、歴史好きとして知られ、歴史に関する著作も多い。好評を博した『一気読み世界史』に続き、このたび『一気読み日本史』を刊行する。出口氏の考える「日本史 ...
2025年は戦後80年という節目であると同時に、日本による台湾統治開始から130年の節目にあたる。本欄では、台湾が日本だった1931年生まれの鄭世松さんに案内いただきながら、関連するさまざまな史資料を参照しつつ日台関係史をひも解く。シリーズ第7回は教 ...
1970年ごろの日本の高度経済成長期の終わり、大阪万博で活気づく関西を舞台に在日コリアン一家の喜怒哀楽を描いた日韓合作の演劇「焼肉ドラゴン」が韓国で上演された。日本の戦後史の断面は韓国の人々の目にどう映ったのか。自らの体験をもとに脚本と演出を手掛けた鄭義信(チョン・ウィシン)氏に聞いた。――14年ぶりの「焼肉ドラゴン」の韓国公演ですが、日本と韓国を比べると観客らの反応などに大きな差がありました ...
with Planetでは、「第9回アフリカ開発会議」(TICAD9)の開催に合せ、「アフリカと日本」と題した専門家によるコラムを掲載しています。これまでの歩みを振り返りつつ、なぜアフリカと関わるようになったのか、アフリカの現状や未来、日本との関係をどの ...
敗戦国の日本が戦勝国の占領統治から脱して、国家主権を取り戻す転機となった「対日平和条約(通称サンフランシスコ講和条約)」の調印がなされた直後の1951年9月8日、当時の吉田茂首相がサンフランシスコ北西の米軍施設(プレシディオ基地)を訪れて一人で署名し ...