原始的な脊椎動物の特徴を多く残しつつ嗅覚系を発達させた円口類ヌタウナギについて、嗅覚関連受容体を調べた結果、特定の嗅覚関連受容体の遺伝子の数が独自に増加していること、初期の脊椎動物がこれまで考えられていた以上に多様な嗅覚関連受容体を持っていた可能性を ...
人間など「脊椎動物」にしかないと考えられてきた頭部の元となる細胞を、無脊椎動物のホヤで確認したと甲南大などの研究チームが発表した。脳や口、耳などを備えた頭部が大きくなることが脊椎動物の進化につながっており、その過程の理解が進む可能 ...
ヒトを含む脊椎動物の頭部を作るために必要な組織が、海に生息する無脊椎動物の「ホヤ」にも存在していることを、甲南大(神戸市東灘区)などの研究チームが発見した。無脊椎動物から見つかるのは世界初で、脊椎動物の進化過程を解明する手がかりと ...
感覚器、脳、頭蓋骨、顎のような脊椎動物の複雑な頭部発生は、胚で神経板の周囲に位置する神経堤が担っている。甲南大学理工学部生物学科統合ニューロバイオロジー研究所の日下部岳広教授らは、脊椎動物と同じ脊索動物門に属し、約5億年前に共通祖先 ...
ヒトを含む脊椎動物の受精間もない「胚」に存在し、脳の神経系などを作る役割を持つ「神経堤(てい)」と呼ばれる構造が、無脊椎動物のホヤで見つかったと、甲南大の日下部岳広教授(発生生物学)などの研究チームが23日発表した。脊椎動物の脳の ...
甲南大学理工学部の日下部岳広教授と中部大学先端研究センターの大沼耕平博士研究員は、米国の大学との国際共同研究によって、脊椎動物の発達した頭部の進化のカギを握る組織である「神経堤」が、脊椎動物に近い生物であるホヤに存在することを ...
ヒトを含む脊椎(せきつい)動物の胚にあり、後に脳などの頭部に成長する組織が、無脊椎動物の「ホヤ」にも存在することを、甲南大(神戸市東灘区)や米プリンストン大の研究チームが明らかにした。これまで考えられていた以上にホヤが脊椎動物に ...
大阪大学(阪大)は6月13日、脊椎動物の生殖細胞が雌雄で異なる機構により、老化と寿命を制御することを明らかにしたと発表した。 同成果は、阪大 微生物病研究所の石谷太教授、同・阿部耕太助教を中心とした共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学 ...
脊椎動物では骨にカルシウムが蓄えられていますが、ショウジョウバエを用いた研究により、骨を持たない動物においても、カルシウム貯蔵に特化した器官が存在すること、そしてカルシウムが不足した際にホルモンを介してカルシウムを放出する内分泌 ...