さて、今回は謝の世界史構想の全容に迫っていきます。 謝の構想を一言でいえば、「これまでの世界史はヨーロッパ中心主義的で、まちがっている」ということに尽きます。 たとえば、1974年の時点では次のように主張しています(謝世輝「世界史の構築の ...
京都学派とは一般に、京都帝国大学を拠点とした西田幾多郎と、その後継者である田辺元、さらにかれらの弟子たちを総称した呼び名です。 西田と田辺を受け継いだ第二世代のうち、哲学者の高山岩男、西谷啓治、高坂正顕、さらに西洋史家の鈴木成高の4 ...
コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。そして近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされ ...
シリーズ『<世界史>の哲学』。古代、中世、東洋、イスラーム、近世に続き、いよいよ近代篇だ。2分冊の『近代篇2』も6月に発売になった。ウェーバーの『経済と社会』に比肩する圧倒的な仕事である。知識界は偉業に脱帽するがよい。 <世界史>は歴史 ...
手元に和綴(と)じ本で18冊の「萬國新史」がある。江戸から明治時代を生きた洋学者、箕作(みつくり)麟祥(あきよし)の編著書だ。フランス革命から普仏戦争あたりまで約80年間の近代世界史を、ほぼ同時代を生きた人間の視点からつづる。幅広い知識 ...
「経済成長」という概念は、ヨーロッパを中核として成立する近代世界システムの基本イデオロギーであり、真っ先に産業革命を成し遂げたイギリスは、その象徴的存在ともいえる。そんなイギリスは、日本にとって近代化と資本主義発展のモデルだった。
文部科学省が5日に公表した新学習指導要領の答申の素案では、高校の地理歴史科について、現行指導要領で定められている世界史の必修を見直した上で、近現代史分野を中心に日本史と世界史を融合させた「歴史総合」を新たに必修科目として設けること ...
「世界システム論」という歴史理論を提唱したアメリカの社会学者、歴史学者イマニュエル・ウォーラーステイン氏が8月31日、死去したと、BBCトルコ版などが伝えた。88歳だった。 ウォーラーステイン氏はニューヨーク生まれ。公式サイトによると ...
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