『 ぼぎわんが、来る 』と後に改題される『ぼぎわん』という私の書いた長編ホラー小説が、日本ホラー小説大賞を受賞したと編集者から連絡があったのは、二〇一五年、葉桜が鮮やかな四月下旬のことだった。そこから先の出来事や、私と当時の妻・ 霧 きり 香 か ...
手に汗握る衝撃的な展開やドキドキの伏線回収など、数多くの人気作品が生まれる“ミステリ”ジャンル。そんな作品を生み出している作家の皆さんは、かつてどんな作品に出合い、そしてどのように自身の物語を生み出しているのだろうか?今回は2025年11月21日に『 ...
閉ざされた城内での殺し合いに参加した遣唐使の井真成は、仲間を得て試練を克服する。かつて城内では、人間を贄に使った呪法「蠱毒」が行われ、自分たちの殺し合いもまた蠱毒であったと告げられた。死闘を生き抜いた十二名を含む四十九名は、杜子春と共に旅に出る。一行 ...
ステイホームを余儀なくされた2020年。故郷を出て東京・練馬で一人暮らしをしている芹沢涼風は、若者たちと「こうふくろう」という名の互助団体を立ち上げる。戸籍上は家族ではなくとも、強い絆で結ばれた「本物の家族」を得るためだ。しかし、「本物の家族」という ...
主演・中島裕翔×監督・松本優作で送る、2026年1月10日(土)午後10時スタート「連続ドラマW シリウスの反証」のポスター&本予告映像が完成した。
KADOKAWAは角川新書の新刊計2作品を12月10日(水)に発売しました。晩酌、宴会、接待……日々の仕事と飲酒は固く結びついてきた。気鋭の社会学者が、20世紀の労働史を通じてその起源に迫る『「酔っぱらい」たちの日本近代 酒とアルコールの社会史』(右 ...
女による女のためのR-18文学賞受賞作『救われてんじゃねえよ』の新鋭・上村裕香さんが挑んだ大学お笑い小説『ぼくには笑いがわからない』が12月1日に刊行いたしました。それを記念して、同賞の1年先輩である宮島未奈さんとの対談をお届けします。宮島さんの人気 ...
2025年12月25日に発売予定の角川文庫(日本文学・時代小説)、角川ホラー文庫の新刊ラインナップをご紹介します。(※地域により発売日が前後する場合があります。ご了承ください)。 角川文庫レーベル特設サイト( ...
中学の頃、 星 ほし 新 しん 一 いち ファンの男子から、ブラジルが陥没した勢いで押し出されるように日本が突出し、列島がヒマラヤ山脈級の高度と化して大騒動というショート・ショートを読まされ、「ありえねー」と笑い 呆 あき れながら「こいつ、天才か?
1 本書は発達障害の一つである自閉スペクトラム症の特性を持つ裁判官、 安 あん 堂 どう 清 きよ 春 はる を主人公にした法廷ミステリである。著者の 直 なお 島 しま 翔 しよう ...
新堂冬樹さんによる小説『ダークジョブ』を連載中!1985年――東京・歌舞伎町で闇金融の世界に飛び込んだ片桐は、激しい「切り取り」に辟易しながらも、いつしかその世界に魅入られていく……。闇金、特殊詐欺、そして闇バイトへと繋がる裏社会を、鬼才が徹底的に描 ...
本と読者を繫ぎ、新たな出会いをもたらす大切な「場」である書店。実は全国各地で、毎月のように新しい書店やリニューアルオープンの店舗が誕生しているのをご存知ですか?本連載ではそんな新しい書店で働く書店員さんに、「今年読んでほしい本」をご紹介いただきます!