1巻から13巻まで発売中のシリーズを通じて、収録作品のなかでもとりわけ人気が高いのはホラーテイストの作品です。9文字×6行で完結する何気ない文章が、冒頭からわずか数行で恐怖へと一変する、この緩急ある展開の「型」がホラーと相性が良いためと、編集者は分析しています。氏田氏も「笑いなしの、怖さに向き合った作品にしたい」と語り、思い入れのある一冊になりました。